アメリカ、ヨーロッパの競馬が再開されグリーンチャンネルでは「ALL IN LINE」で各国の競馬の結果、「Go Racing」では日本馬が出走し馬券を発売するレースの予想を再び放映するようになった。

もちろんレースの画像は十分すぎるほどたっぷり流される。

これらのレースの画像を見て全般的に感じることは馬の識別が非常に困難ということだ。

例外は日本のアナウンサーが実況してくれるレースだが、それでもレースを通して出走全馬の位置が分かるというわけではない。

というのも各馬の服色が分からないしもともと初めて聞く馬名が多いのである。

番組によりレースの画像の流し方は異なっている。アイリッシュダービーでは舩山陽司アナウンサーの実況が付いた。もちろん現地へ行ってのものではなくビデオの画像を見てのアナウンスだが雨が降る中のあの画像を見てのものは驚きである。

アイリッシュ1000ギニーのように出走馬のリストを見せて上位人気馬の馬名を上げる場合がある。この時はその人気馬の馬番を覚えてレースを見る。

しかしゼッケンが見にくくどの馬が人気馬であるかがなかなかわからない。というのも馬番と枠番が異なることが多く、またカメラの位置が馬群の斜め前というレースが多くゼッケンがよく見えないのだ。

参考レースの場合は解説の合田直弘氏が有力馬や人気馬について服色や馬の位置を説明してくれるのでわかりやすく、日本語の実況が無い場合はこの方式がよいように思える。

ところでイギリスの2000ギニーと1000ギニー、そしてニューマーケット開催となったコロネーションカップの画像を見ておかしく思えた。

両ギニーレースとコロネーションカップでは画像の映りが違うのだ。ゴール前以外は並走する車に乗せたカメラで撮影した画像だが馬群との距離が異なっている。

ギニーレース近くコロネーションカップは遠い。何度か見てようやく分かった。使ったコースが違うのである。

ニューマーケットのコース幅はかなり広い。そのコースを二つに分けて、コロネーションカップの日はスタンドから遠いコースを、ギニーの日はスタンド側のコースということである。



◆沢田準【競馬を楽しく】
http://bit.ly/1BFqU5c

◇競馬通信社◇
http://ktsn.jp