ディープインパクト種付け中止 来春産駒20頭ほど



日刊スポーツ
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[2019年04月02日 14時46分]



12年から18年まで7年連続でリーディングサイヤーとなったディープインパクト(牡17)が、今年の種付けを取りやめたことが、分かった。同馬は例年通り、2月のシーズン開始から交配を行っていたが、3月に入ってから首に痛みが出たため、種付けを中止した。来春に誕生予定の産駒は20頭前後になる見通し。命に別条はなく、今後は来年に備えて療養する。


同馬の繋養(けいよう)先である社台スタリオンステーションの徳武英介氏は「首が痛くて種付けを中止しましたが、現在は痛みはないと思います。力を入れるときにバランスを取れない時があるので、それで危ないところもあるので。馬のリズムと体が一致しないというか・・・。小学校の運動会で転んでしまうお父さんのような感じですね。今回のお休みは大事をとって、ということです」と説明した。


ディープインパクトは現役時代に14戦12勝。05年に皐月賞、ダービー、菊花賞の牡馬クラシック3冠を制覇し、06年有馬記念でG1・7勝目を挙げて引退。翌07年に種牡馬入り。4頭のダービー馬(12年ディープブリランテ、13年キズナ、16年マカヒキ、18年ワグネリアン)や国内外G1・7勝馬ジェンティルドンナなどを輩出した。18年から種付け料は国内歴代最高の4000万円に設定されていた。