JRA経営委が発表 上半期GI3連勝で褒賞金2億円



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 JRA(日本中央競馬会)の経営委員会が16日、東京都港区六本木の本部で開かれ、平成29年度の事業計画案および収支予算案が議決された。主な変更点は、大阪杯とホープフルSの1着賞金の増額。また同一年の大阪杯、天皇賞・春、宝塚記念をすべてを勝った馬には褒賞金が与えられることなども発表された。これらは今後、農林水産大臣の認可を経て確定する。

★大阪杯、ホープフルSの賞金増額

 GII産経大阪杯からGIに昇格する大阪杯は、1着賞金が1億2000万円に。最高額はジャパンC、有馬記念の3億円で、7番目の高額レースとなった。また、現在GI格付け申請中のホープフルSも300万円増の7000万円となり、朝日杯FSと並んで2歳戦最高額となる。

★春の古馬中長距離GIに褒賞金

 同一年に大阪杯、天皇賞・春、宝塚記念をすべて優勝した馬にボーナスを交付。内国産馬が2億円、外国産馬が1億円。現在実施されている、天皇賞・秋、ジャパンC、有馬記念の同一年全制覇の褒賞金と同額。

★ヤングジョッキーズシリーズ開催

 中央・地方の見習い騎手が全国の予選をへて、年末の大井、中山両競馬場での「ファイナルラウンド」でチャンピオンを決める。詳細は後日決定。

★札幌・函館ダ1700メートルの出走可能頭数が1頭増

 札幌、函館のダ1700メートルの出走可能頭数が従来の13頭から14頭に増える。

★パトロールビデオを全レース公開

 JRAホームページ上で裁決結果や制裁内容の公表に加え、新たにパトロールビデオを全レース公開する。

★予算

 来年度の予算案は2兆7982億6663万4000円で、今年との比較で106・9%となり、5年連続で増額される。