円急騰、104円台=1年9カ月ぶり、株200円安



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2016年6月16日(木)12時23分配信 時事通信



 16日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=104円台に上昇した。東京市場では2014年9月以来、1年9カ月ぶりの円高水準。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げペースがさらに緩やかになる可能性が示され、日銀も金融政策の現状維持を決めたことから円買い・ドル売りが一気に強まった。正午現在は104円82~84銭と前日比1円43銭の円高・ドル安。

 円は対ユーロでも上昇。正午現在は1ユーロ=118円08~09銭と1円12銭の円高・ユーロ安。

 東京株式市場は円高進行を受け、日経平均株価の下げ幅は一時、前日比200円を超えた。午前の終値は、174円78銭安の1万5744円80銭。株式市場では自動車や精密機器といった輸出関連株を中心に売り注文が広がった。

 東証1部全銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は、15.44ポイント安の1261.67。

 東京債券市場では、長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが一時、前日比0.015%低下(債券価格は上昇)のマイナス0.210%となり、過去最低を5日連続で更新した。FOMCの結果を受け、米国債が値上がりした流れを日本国債も引き継いだ。 




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