沢田準さん、ありがとう☆水沢訪問◆沢田準の競馬を楽しく

先日、水沢競馬場を訪問した。東京からの日帰りである。新幹線の水沢江刺駅からタクシーで10時半頃に到着し新聞を見たところなんと第1レースの発走は11時30分だった。

1時間も早く着いてしまったことになる。水沢には過去にも何回か訪れたことがあるが晩秋が多く、第1レースはもっと早かった。中央とは異なりレースの時間帯が季節により違うようだ。

この日は月曜日だったが全11レースで最終レースは17時45分と遅い。前日の日曜は最終の12レースはなんと18時5分だった。

もっとも東北本線の水沢駅からの無料バスの発車時刻は9時50分(1本だけ)だからこのバスは第1レースの発走時刻に関係なく年間で決まっているのだろうか。

そしてこの日は出走頭数が少なく、第1レースから第3レースまでが6頭立て、第4レースは7頭、続く5、6レースはまた6頭。その後も7頭立てが1つ、8頭が3つで第9レースが最多の9頭立てだった。

16頭、18頭の中央競馬に慣れている身にとってはかなり寂しく思えたが、地元のファンにとってはまたそれなりの楽しみがあるのだろう。

ただしこの日は月曜日のために出走頭数が特に少なくなるような編成だったのかもしれない。前日の日曜日は8頭立てが最も少ない頭数で、10頭、11頭というレースもあった。なおフルゲートは12頭である。

競馬場に到着後さっそく特別観覧席に入る。この日は平日料金で700円。平日以外は1000円。スタンドは4階建てで、以前は4階が特別観覧席のメインだったが、入場するファンが減っているために4階は封鎖されている。

3階は前面ガラス張りで、特観席はそのゴール寄りのほぼ半分だ。この日は天気が良くまたスタンドはガラガラだったから、特観席に入る必要はなかった。また前面ガラス張りのスタンドからはレースが見づらいため結局レースの時は一般席で見ることになった。

もっとも特観席はコーヒーなどの飲み物は無料で、このコーヒーはインスタントではなく毎回入れるという優れものであり、少しは元が取れようというものだ。

食堂はスタンドの後方に並んでいるが、ここの名物はホルモンだ。500円だが量がたっぷりでお得感十分だ。

水沢は一周1200メートルで直線は200。下級戦は1300と1400ばかりで、中級戦や上級戦は1600、1800、2000という距離もある。

この日は1400が9レース続きメインが1800、最終が1300と変化が乏しい番組で、中央と比べると実に単調ですぐに飽きてしまいそうだが、大井を除くと地方競馬はどこでもこのようなものだ。

出走馬は岩手デビューで出走経験は盛岡と水沢だけという馬もいるがその頭数は少なく、大半は他地区からの転入馬だ。中でも多いのが中央0勝という馬だ。それもほとんど賞金を稼がなかったという馬が岩手にやってくる。

同じ中央未勝利でももう少しで1勝できそうだったという馬は南関東に行くことが多いのとは対照的である。

それにしてもノーザンファーム生産のディープインパクト産駒が総賞金14万円というレースに出走しているのを見ると、サラブレッドも大変だと思わされたのだった。

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