中川明美さん、ありがとう☆南関東クラシックの注目馬◆中川明美【南関プロムナード】


さあて、南関東は本格的なクラシックシーズンに突入です!
明日22日は第一冠「羽田盃」、あさって23日には牝馬クラシック第二冠「東京プリンセス賞」が行われます。

フルゲート16頭の羽田盃で、グリグリ本命印が並んでいるのはオウマタイム。
昨年のハッピースプリントにつづき、今年も道営出身馬からとてつもなく強い馬が現れましたね。
前哨戦の京浜盃では三番人気という存在ながら、引っ掛かりつつも3コーナーで先頭に立つとみるみる8馬身突き放してゴール。
『オウマタイムの時間だーー!!』という山中アナの実況が響き渡りました。
「まだ全開の走りではない。最後は遊んでいた」と手綱を取った左海騎手は余裕綽々で、一気に最有力候補に踊り出たのです。

オウマタイムは道営から移籍して、鎌倉記念を勝っている重賞ウイナーでありますが、その後のハイセイコー記念は2着、ニューイヤーCで3着とあともう一歩。
だからこそ京浜盃の圧勝劇はインパクトあるものでした。

「手術をするかどうかというひどいハラ痛があって尾を引いていた。快復してからは乗るたびに良くなっていったし、跳びや背中の使い方も変わってきて、まだ伸びしろがある」(左海騎手)と体調が戻って本領発揮!というわけです。
京浜盃2着のフラットライナーズをはじめ、ラッキープリンス、ジャジャウマナラシ、パーティメーカーなど左海騎手のお手馬揃いの羽田盃。
オウマタイムを選んだ左海騎手を信頼して、相手探しの旅に出てみましょうか。

「前回乗ってみて、こう乗ればもっと走らせることができると感触をつかんだ」と的場文男騎手が秘策を講じているというパーティメーカーも買ってみようかな。


牝馬ロードはすでに第一冠「桜花賞」は3月25日に実施されて、大井のララベルが戴冠。
「ララベルには驚かされっぱなしだよ。たぶんこの馬の強さに一番ビックリしているのは俺」と荒山勝徳調教師。

ローレル賞、東京2歳牝馬優駿を勝ってNARグランプリ2歳最優秀牝馬に選ばれた素質馬だもの勝って納得のはずなんですが、陣営のトーンはちょっと違っていました。
入厩時から股関節の緩さがあって調整が難しく、負担をかけないように不安材料と戦ってきた陣営の苦労の裏返しだったのでしょう。
フタを開けてみれば楽勝で、「いつでも交わせる手応えだった」と真島騎手。
一頭になってソラを使わせないようにタイミングを図って差しきったのでした。
「この馬が完成したらどうなるんだろうって先生と話しているんです」(真島騎手)と言いますから、馬体がバーンとしたときのララベルは末恐ろしいですね。
連勝は難しいと言われる牝馬クラシックですが、今春はチャームアスリープ以来の史上2頭目の牝馬三冠馬誕生があるかもしれませんよ。
まずは二冠目をどう戦うか見モノです。



◆中川明美【南関プロムナード】
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