◆豊岡加奈子【ガールズ競馬】
http://bit.ly/1AmKjpy

ご存知のとおり中山競馬場は、昨年の皐月賞後から秋開催を新潟に振り替えて改修工事を行いましたが、その際馬場の工事も行いました。

そこで、昨年と今年のこの時期の芝コースに何か違いがあるのでは!?

その違いを知ることができれば、4月19日(日)行われる牡馬クラシック1戦目の皐月賞攻略にもつながるのでは!?

という期待も持ちつつ、中山競馬場へ取材に行ってきました!

改修前の芝コースは、芝部の下に山砂が50cm敷いてあったのですが、水はけが悪く雨が降ると馬場の回復も遅かったそうです。

しかし、改修工事により山砂の下に20cmの砕石層(フィルターの役割)を入れて馬場の内側に1周する排水管を通したことで、水はけが格段に良くなり馬場状態の回復が早くなったといいます。

実際に改修前年と改修後を同期間で集計してみると、改修後には一度も重馬場で行われたレースはありません。


◆馬場状態(芝コース)
集計期間:2013.11.30 ~ 2014. 3.30
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馬場状態
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芝・ 良 1738 回
芝・稍重 197 回
芝・ 重 12 回
芝・不良 0 回
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◆馬場状態(芝コース)
集計期間:2014.12. 6 ~ 2015. 3.29
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馬場状態 着別度数
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芝・ 良 1631 回
芝・稍重 236 回
芝・ 重 0 回
芝・不良 0 回
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改修のメリットはそれだけでなく、馬が走った際にも馬場が掘れにくくなったのだとか。

それに合わせて、掘れてしまった芝の補修作業方法も見直したといいます。

以前は作業員さん一人一人が肩に砂を入れた袋をかけて、掘れた場所にその砂を入れて穴を埋めていたのを、昨年からはなるべく砂を入れずに飛んだ芝を拾って被せるようにしたそうです。

そして、土の量が足りなく芝を戻しても窪んでしまう場合にだけ、コースの内側においてある砂をいれた箱に砂を取りに行って戻すという方法へ変更。

以前の砂を入れるだけでなく芝をまた被せることで、暖かい時期にまた埋めた部分の芝も生えてくるのだとか。

また、実際に3月末まで使用されていたAコースですが、「昨年の使用終了時と比べると、状態の良い芝部分が多く残っています」と馬場造園課の沼田係長。

さらに、4月4日(土)から使用されているBコース(3m外側に仮柵を設置)は「昨年9月に開催していなくてBコースを使うのは初めてなので、今までにないくらい状態が良いです」とのことでした。

わたしが実際に芝コースに入って歩かせていただいた印象でも、例年と比べて芝の傷みが少ないなという印象を受けました。

内側の傷みがなく芝の状態は内外フラットであれば、当然コースロスが少ないインをスムーズに通った馬が有利になるでしょう!

わたしが競馬を始めるきっかけになり、わたしにとっては特別なレース皐月賞。
そして、飼い犬の名前も皐月(笑)

ここは何としても当てて、勝利の美酒が飲みたいです!

◆豊岡加奈子【ガールズ競馬】
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