競馬の予想は数学や化学のように明確な回答が導き出せるものではない。2度やれば2度とも異なる結果となりうるのが競馬の特質である。

ジャパンカップ1着のエビファネイアと2着のジャスタウェイが次の有馬記念で馬券圏内に入れなかったことがそれを雄弁に物語る。コースや距離の適性、展開の不可測性、または瞬発力、器用さ、騎手の判断・乗り方…。

競馬の結果を左右するファクターは多種多様であり、何かの根拠のもとに、そのレースで重い印を打とうと打つまいと、それは勝手だ。だから、小生がセイウンチカラにテコ入れするのも自由だが、印を打たなかったからといって激昂するのは大人げない。そんな思いがしている。

ただ、心情的に、そして配合レベルの比較から、勝てる可能性もある一戦だと考えることに変わりはない。

京都01レースのニシノクラレットはかなりの重い印が打たれているが、果たしてどちらもどんな競馬を見せてくれるか。そこに注目したい。