2020年05月




7月5日(火)の晩に東京・中目黒で松田美緒さんのライブを楽しんできた。飲み物や食事を摂りながらのライブで会場には程よい一体感が生まれ、美緒さんのトークもときどき笑いを誘うのでなおさらに和やか。アットホーム。

松田美緒さんには震災前から声援を送ってきた。もう5年以上が経つ。その間に美緒さんの実力はさらに磨かれ、世界を股にかけて歌い歩き、NHK-FMや「ラジオ深夜便」にも何度か出演している。そもそも美緒さんを知ったのもFMで偶然にだった。いろいろな出会いは偶然が多いが、しかし今では美緒さんを知ったのは必然という気もしなくはない。換言すれば「運命」のようなもの。これからも小生の「長女」のような年頃の彼女の成長をあたたかく見守りたいと思う。

なお、下記に転載するように今月は日本各地でライブが続きます。お近くの方はぜひお立ち寄りください。




◆美緒さんのHP
http://www.miomatsuda.com/blog/news.html


↓美緒さんのメルマガ(7月2日号)より転載↓

4月末からギリシャ、カーボヴェルデ、ポルトガルなど7カ国の旅をして、レコーディングやコンサートをして帰ってきました。それから沖縄の国際島嶼会議、そして秋田のマタギの里へ招いていただき、貴重な音楽旅をしてきました。

移動距離は遠いのですが、地中海、大西洋の旅の後に訪れた沖縄、秋田の海や山にギリシャの海の歌、カーボヴェルデのリズムなどがぴったり合ったりして、人々に歌い継がれた歌には瞬時に時空を超える力があるのだと思いました。人類がもともと同じところからやってきたように、歌もまた根源につながっています。

さて、そんな旅のあと、今日からツアーが始まりました。1ヶ月の"QUATRO M"ブラジル音楽ツアーです。

今夜の仙台のライブも満員のお客様と盛り上がって、とっても素敵な夜でした。ご来場の皆様ありがとうございました。

明日から、白石、東京、松江、倉敷、武雄温泉、長崎、別府、行橋、福岡、和歌山、京都、大阪へ

素晴らしき相棒はNY在住のサンバ・ジャズピアニスト、MIKAさんと、豊穣のブラジル音楽の海を渡ります。

MIKAさんの絶妙なリズムに乗ってサンバを歌っていると、リオデジャネイロの音楽の風景が蘇ってきます。

ブラジル音楽は自分にとって音楽の学び舎で、喜びの源泉です。
知性と野性が混淆し洗練された素晴らしき世界です。
今月は、そんな豊穣のブラジル音楽をめいっぱいお贈りします。

明日7/2には、MIKAさんと出演したNHK-FMの番組「今日は一日ブラジル丸かじり三昧」が放送されます。サンバのリズムや歌い方、ノリ方の解説つき、演奏もたくさんです。QUATRO M出演は夜7時20分頃から、スマホアプリの「らじるらじる」などを使って、全国でお聴きいた
だけます。

リオ・オリンピック間近の1ヶ月、いろいろな場所へ行きますので、ぜひお近くの会場で、一緒にブラジルの音楽世界を楽しんでください!お待ちしています!!

Bjs
Mio Matsuda


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~QUATRO Mツアー~ 


7/26(火)和歌山 初めての和歌山です。
会場:セントルイス
〒640-8392 和歌山県和歌山市中之島2255 宮下ビル 1F
開場 19:00 開演 19:30
料金:前売3,000円 当日3,500円
お問い合わせ 
073―422―4225 (和歌山音楽愛好会フォルテ) 
073-432-5710(セントルイス)


7/29 (金)京都 とてもお料理が美味しい賀茂川岸のお店にて。40名限定です。
会場:きらきらひかる
〒603-8064京都市北区上賀茂菖蒲園町30-3(上賀茂橋東詰上ル4軒目)
開場17:30 開演19:00
料金:予約 3,000円 当日 3,500円
(お料理のライブスペシャルメニューあり)
TEL 075-791-2111
京都市営地下鉄烏丸線・北大路駅(北改札口・出入口1)または北山駅(出入口3・4)
より約950m(徒歩約15分・タクシーで約3分)


7/30(土) 大阪 Quatro M誕生の地で、フィナーレです!
会場:CHOVE CHUVA
〒550-0003 大阪市西区京町堀 1-13-2 藤原ビル2F
開場 19:00 開演 19:30
料金:前売3,000円 当日3,500円
予約・お問い合わせ Tel & Fax.06-6225-3003


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ブラジリアン・ウィークエンドにQUATRO Mで出演
8月6日(土)14:00?15:00 観覧無料
赤坂Bizタワー2F アトリウム ピアノエリア
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~日本テレビのドキュメンタリー~
松田美緒の歌探しの旅を全国、時には海外まで、撮影隊が同行中です。
9月中旬以降、日本テレビ「NNNドキュメント」で放映予定です。
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~松田美緒Facebook オフィシャルページ~
https://www.facebook.com/miomatsudaofficial
ライブ情報、写真など載せています。

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◆青木義明【競馬一直線】
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◇競馬通信社◇
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続・「大井の帝王」の視線の先◆竹内康光【馬よ草原に向かって嘶け】


2018年に同タイトルの記事を前編・後編に分けて書かせてもらったが、今回はその続きを書くことにした。的場文男騎手は2018年に佐々木竹見騎手が持っていた地方競馬最多勝記録(7152勝)を更新して、その後も重賞を勝つたびに最高齢重賞制覇の記録を更新している(森下博騎手が持つ最高齢勝利記録ばかりは、時を待つしかない)。

現在は一昨年から持ち越された宿題、東京ダービー制覇に向けて黙々と準備を重ねている。昨年は騎乗馬がなく、一昨年はクリスタルシルバーで通算10回目となる東京ダービー2着。本人は「37回乗って2着10回だから、連対率だけはすごいんだよ。」とジョークを飛ばすが、勝ちたいという気持ちがヒシヒシと伝わった。

一昨年、ゴールした瞬間の実況は「的場、来たか?どうだ!」だった。劣勢は明らかでもそう叫ばずにいられなかったアナウンサー、勝利騎手インタビューでも矢野騎手に「内にいたのが的場さんだと気付いていましたか?」の問いかけていた。一瞬困った表情になった矢野騎手だって、実は的場文男騎手のダービー制覇を願っている。

南関東リーディングトレーナー・浦和の小久保師も、「的場さんにうちの馬でダービージョッキーになってほしい。」と公言するほどの大ファン。心待ちにしているファン達は村上春樹のノーベル文学賞のように、ダービーデーの大井に詰め掛ける。村上春樹のノーベル文学賞とどっちが先か、今年は現地で盛り上がれるかは微妙だが。

的場文男騎手の現3歳世代の重賞の騎乗成績は以下の通り。
鎌倉記念 チョウライリン5着
平和賞 チョウライリン3着
ハイセイコー記念 チョウライリン3着
東京2歳優駿牝馬 ジャギーチェーン12着
ニューイヤーC チョウライリン4着
雲取賞 チョウライリン7着
京浜盃 チョウライリン10着
クラウンC ヘブンリーキス8着
羽田盃 モンゲートラオ5着
東京湾C サンスクリット8着
(ローレル賞・全日本2歳優駿・ユングフラウ賞・浦和桜花賞・東京プリンセス賞は騎乗馬なし)

6月3日の東京ダービーにはモンゲートラオで参戦、羽田盃は1着から1秒2差。この約6馬身を埋めるために、付きっきりで仕上げていると聞いた。4代母はトウメイ、そこにハギノカムイオー→スキャン→マーベラスサンデー→トランセンドと配合を重ねてきた馬。距離延長は間違いなくいいし、的場騎手と手が合いそうなタイプ。

今の状況と重なって思い出されるのは、ナイキゲルマンとのコンビで戦った2003年クラシック。羽田盃は同馬主のライバル・ナイキアディライトと初対戦、逃げるアディライトを見ながらゲルマンは6番手。直線で的場騎手が追っても追ってもその差は詰まらず、0秒9差の2着に完敗した。

その日の最終レースを勝った的場文男騎手は、「あと1ヶ月、毎日の稽古でアディライトとの差を1秒詰められるように工夫して乗りたい。」と話してくれた。後ろを振り返るのではなく、いつも前だけを見つめるのは当時も今も同じ。モンゲートラオにも付きっきりで、逆転の一手を狙っている。

2003年の東京ダービーは、アディライトとゲルマン着差はほぼ変わらずの1秒でまたも2着。けれど11回目のプレイバックはもういらない、今年こそダービージョッキーになって欲しい。「子供の頃から、宿題は終わらなかったからな。」と冗談に紛らせつつも、大井の帝王の視線は残された唯一の勲章を見据えている。

◆竹内康光【馬よ草原に向かって嘶け】
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◇競馬通信社◇
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中継映像の問題◆沢田準の競馬を楽しく

本コラムでたびたび取り上げてきたのがテレビ中継画像についてである。

その理由は今やほとんどのファンはテレビの画像でレースを見ているからだ。自宅や場外では当然だが競馬場でもヴィジョンやテレビでレースを見ているファンがほとんどであり双眼鏡を手にしているファンはほとんどいない。

このためテレビ中継は非常に重要であり問題があればそれを指摘する必要があるからだ。

テレビ中継に求められるものはレースの全貌を余すところなくまた全馬を公平に伝えることだ。また発生したことをできる限り漏らさないことも要求される。

ところが必ずしも中継に対する要求が満足されるとは限らない。そこで本コラムとなるわけだ。

これは専門家も同様のようだ。週刊競馬ブックで丹羽記者がヴィクトリアマイルについて以下のように記されている。

「アーモンドアイは強かった。が、問題はカメラ。直線で約10秒もアップして他の馬が全く映っていなかった。」「全員が全員アーモンドの馬券を買っているわけではないし、記録映像としても適切とは思わない。」

私はフジテレビを見ていたので改めてJRAオフィシャルの映像を見ると、まさに丹羽記者が書かれているとおりの映像だ。アーモンドアイの前にいたサウンドキアラは何とかわかるが追い込んできたノームコアはどこにいたのかゴールインの時に1回だけ呼ばれただけだった。

私がフジテレビを見たのはこれまでの例からJRAオフィシャルよりわかりやすい映像だからである。

それではオークスはどうだっただろうか。やはりJRAオフィシャル映像。2コーナーにかかると先頭馬から順次パーンしていく。

アナウンサーはアップされた馬の馬名を呼ぶ。最後方の馬まで順次呼んでいけばこれはいつものことだ。ところがオークスでは馬名のアナウンスと連動せずに最後方までパーンしてしまった。

映像に写っている馬とアナウンスされる馬がまるでずれてしまったのだ。これは3コーナー手前で外埒に置いたカメラで馬群を斜め前からという映像に切り替えるためである。

これは大レースではよくやる撮り方でありオークスもフジテレビを見たので、あとでJRAオフィシャル見ての評価である。

丹羽記者はダービーについても「今年もダービーでは発馬を下から映す構図なのだろうか。あれも意味不明。」と書かれている。

これは昨年のダービーではスタートの瞬間を地面に置いたカメラの映像で撮ったのである。これは香港方式といえるが、ところがこの映像では出遅れが全く分からないのである。

昨年は本命のサートルナーリアが出遅れてしまったのだがそれが映っていないという大問題だった。アナウンスでは出遅れをフォローしていたがそれでいいわけはない。

スタートでの最大の問題は出遅れだ。それを見ることのできない中継映像は失格である。





◆沢田準【競馬を楽しく】
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◇競馬通信社◇
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田中龍作ジャーナル
http://tanakaryusaku.jp/



 東京のバーニー・サンダースが都知事選挙に立つ。

 6月18日告示、7月5日投票の東京都知事選挙は、珍しく任期満了に伴う選挙となる。東京都がいかにゴタゴタ続きであるかを物語る。都民は二の次にされてきた。

 「宇都宮さんが知事だったら、こんなことにはならなかった」。築地(現豊洲)の仲卸関係者が天を仰ぐように言ったのを思い出す。

 その宇都宮健児氏(弁護士73歳)が、きょう、都庁記者クラブで立候補表明の記者会見を持った。

 氏は都知事選の大方針を次のようなスローガンで表す―

 「都民の生存権がかかった選挙である。都民一人ひとりの雇用を守る、営業を守る、生活を守る、命を守る」

 都民に犠牲を強いるオリンピックについては「早い段階で中止すべき。大変な予算を要する。そんな予算があれば市民を救える」と語る。


 野党が担ぎたがる人気候補や小池知事と、宇都宮氏の最大の違いは、弱者への目線だ。

 具体的な政策としては「学校給食の完全無償化」「非正規労働者を減らし正規労働者を増やす」「都立・公社病院の独立行政法人化を中止する」など。

 リーマンショック(2008年)の際、日比谷公園に出現した年越し派遣村を思い出す。

 田中は現場で取材していたが、宇都宮氏は名誉村長として、職と住まいを同時に失った非正規労働者の救済にあたった。凍死せずに、自殺せずに済んだ労働者は数えきれないほどいた。

 2016年、舛添知事(当時)がささいなスキャンダルを理由にメディアスクラムでその座を追われた。

 宇都宮氏は舛添知事の辞任に伴う都知事選にも立つべく準備を進めていたが、民進党(現・立憲)幹部から事実上引き摺り降ろされた。

 彼らが野党共闘として担いだ候補は、女性スキャンダルが発覚したこともあり惨敗した。


 人気者を担げば都知事選挙は何とかなるという発想は幻想に過ぎない。都民は幾度もそれを見てきた。

 コロナ禍でズタズタになった社会をどう建て直すのか。深刻化する一方の貧困。誰のために政治はあるのか。

 地に足の着いた政策を実行しそうな候補者が、きょう、正式に名乗りをあげた。

      ~終わり~

   ◇
『田中龍作ジャーナル』はマスコミにはない視点からニュースを伝えます。政権やその補完勢力の幇間にはなりません。

取材には交通費等がかかります。ご支援何とぞお願い申し上げます。↓






◆青木義明【競馬一直線】
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[競馬通信社]青木義明が選んだ2018年生まれ/西山牧場以外のPOG推奨馬30頭


緊急発表

青木義明が選んだ2018年生まれ/西山牧場以外のPOG推奨馬30頭
http://keibatsushin.blog.jp/archives/32335959.html

競馬通信社ブログ


※並びは評価順ではありません。

サンフィニティ(牝)ルーラーシップ、イントロダクション(鈴木伸)


レガトゥス(牡)モーリス、アドマイヤセプター(木村哲也)


サトノレイナス(牝)ディープインパクト、バラダセール(国枝)


グランワルツ(牝)ロードカナロア、バウンスシャッセ(国枝)


フェットデメール(牝)エビファネイア、ディアデラマドレ(武井亮)


クルーク(牡)モーリス、クロノロジスト(中内田)


アルマドラード(牡)キングカメハメハ、ラドラーダ(藤沢和)


ハヴァス(牡)、ルーラーシップ、ペルフィカ(岡田稲)


ハンディーズピーク(牡)マジェスティツクウォリアー、パノラマビューティ(大久保龍)


マイネルデルフト(牡)プリサイスエンド、パールイヤリング(中野栄治)


コスモマッドネス(牡)ジョーカプチーノ、ミルクラビッシュ(小野次郎)


ウインルーア(牝)ゴールドシップ、コスモエルデスト(青木孝)


スカリーワグ(牡)ドゥラメンテ、ジプシーマイラブ(藤原英)


ファルヴォーレ(牡)ドゥラメンテ、フリティラリア(高橋義)


ホッコーハナミチ(牡)ホッコータルマエ、シーノットラブユー(未定)


エイシンチドリ(牝)エイシンヒカリ、エーシンブランシュ(上村洋行)


ニースバローズ(牝)オルフェ―ヴル、ビーウインド(斉藤誠)


ニーヨル(牡)シニスターミニスター、カリビアンセレブ(畠山)


グランディオサ(牝)ロードカナロア、ジュモードリステ(庄野)


メモリーウイニング(牡)、ホッコータルマエ、メモリーシャルマン(斉藤崇)


リエヴェメンテ(牝)ドゥラメンテ、ヒルダスパッション(萩原清)


パタゴニア(牝)キズナ、ライクオーセール(池添学)


ベルンハルト(牡)ラブリーデイ、アーデルハイト(池江泰)


ロードシュトローム(牡)マクフィ、オーシュペール(清水久)


ウインマイソウル(牡)ゴールドシップ、コスモマイルール(水野)


マオノジーナス(牝)エビファネイア、デアリングバード(黒岩)


プライドオブエレナ(牝)ホッコータルマエ、キスオブザビーナス(奥村)


ファステストシチー(牡)エイシンヒカリ、プリンセスミユキ(奥平)


ブライエス(牝)キズナ、エディン(高野友)


ランスルー(牡)ダイワメジャー、フェアエレン(小笠)




【会員向け馬券情報】

#青木の血統馬券

1.ツイッター無料公開予想
→1日1レースを投稿予定

2.ノート馬券
→複勝コース・1レース300円
→馬連、馬単コース・1レース500円
→3連複、3連単コース・1レース1000円

青木義明のノート馬券
https://note.com/aokiyoshiaki



【ご送金口座】

三井住友銀行
六郷支店
(普)3717353
アオキヨシアキ


◆青木義明【競馬一直線】
http://bit.ly/2zotqB1


◇競馬通信社◇
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◆お問い合わせ先
電話番号:03-3735-4430
メールアドレス:support@ktsn.jp


配合診断の実例=キングカメハメハ産駒のデアリングバードの場合

◆デアリングバード5代血統表
デアリングバード5代血統表


●血統的特徴

デアリングバードの血統構成は父キングカメハメハ、母の父サンデーサイレンス、祖母の父ダンジグ Danzig というもので、総じて血統構成上はマイラー~中距離タイプと言える。

父のキングカメハメハは言わずと知れた名種牡馬。サイアーラインはキングマンボ→ミスタープロスペクターと現代主流の一つで、その上にヌレイエフ、トライマイベスト、そしてニジンスキーのラインを通じてノーザンダンサーを3本継続クロスしていること。これからノーザンダンサーを二本、三本とクロスしようかという状況の中で2001年に生まれたキングカメハメハは時代の先をいった印象が強い。ある意味で画期的だ。

そして、種牡馬として成功した要因はバックパサーとニジンスキーのニックスを内包し、これを発展させる形でニジンスキーのクロスを獲得すること。あるいはキングマンボの母ミエスク Miesque がリボー、プリンスキロ、トゥルビョンと欧州を代表する名血を内包することで、それそれの継続クロスから馬体の柔軟性と勝負根性を補強すること。さらにミスタープロスペクター自身のクロスの獲得。総じてこの3点が配合のポイントだが、もう一点、確認しておくべき点はサンデーサイレンス→ヘイローのラインを持たないことだ。したがって、日本の競馬サークルにあってはサンデー系牝馬との配合で自己を活用しやすい立ち位置にいる。


●配合の方向性

デアリングバード自身はサンデーサイレンが入るので配合的セオリーを踏んでおり、ある意味で完成形だ。そこでノーザンダンサー4本継続クロスの次なる方向性を探れば、その直仔へとクロス血脈を前進させることである。具体的には母系のダンジグか父系のニジンスキーが視野に入る。その他ではサンデーサイレンス自身のクロスだが、これが3×3では早すぎるが「4×3」なら了解しうるものだ。さらにキングカメハメハには多様な血脈が内包されているので、並行してこれらのクロスを引き出せれば合格点が付けられる。

候補として取り上げたのは以下の3頭。順序に大きな意味はないことを付記させていただく。


●具体的な相手

〇エビファネイア
と配合されるとエビファネイアサンデーサイレンス4×3のクロスが派生する。3×3はすでに競馬場で散見されるがまだ大物はいない。淡泊、単調、マイラー。中距離で切れ味を発揮するには「4×3」の具現と、これに相応のスパイスを加える必要がある。エビファネイアの場合だとヘイルトゥリーズン4本、プリンスキロ4本が注入されるので弾力性と粘り強さが補強される。加えて、この母においてはニジンスキー6×7、バックパサー7×7と頑健さと骨量を増す血脈のクロスも派生する。サラブレッドの配合はトータルな観点から施されるべきだが、シンボリクリスエス産駒のエビファネイアの存在はサンデーサイレンス系×キングカメハメハの配合馬の止揚にとって貴重な存在となり得るだろう。

◆桜花賞馬デアリングタクト5代血統表
デアリングタクト5代血統表


〇ベーカバド
ベーカバドはケープクロス Cape Cross 直仔の芝向きの中距離血脈だが、ネヴァーベンド5×4やリボーも内包するので、いい意味での気の強さ、勝負根性も期待できる。デアリングバードとの配合ではダンジグ4×4のクロスが引き出されるが、ノーザンダンサー5本、ニアークティック6本、ネイティヴダンサー6本、そしてアルマームード5本と、ノーザンダンサーを巡る「複合クロス」の形をとるのでダンジグ・クロスの単調さは気にならない。加えて、ミルリーフ→ネヴァーベンドの継続やリボー6×8のクロスも派生するので中距離対応へのバランスもいい。


〇ハービンジャー
ハービンジャーはダンジグ系でもデインヒルをくぐっているので馬力は十分だし、バックパサーとニジンスキーのニックスやリポー、サーアイヴァーなどの欧州血脈から芝中距離の本格派だ。デアリングバードと配合されると、まずはダンジグ4×4が派生する。同時にニジンスキー6×7も獲得するが、この点をどう判断すべきか少し悩まされる。ひと昔であればプリンスりーギフト、グレイソヴリン、ネヴァーセイダイなどのナスルーラ直仔を同時にクロスするようなものだが、しかし5代血統表の中ではなく世代的にも遠いので「嫌味感」は薄らぐ。その上にバックパサー→トムフール、ラウンドテーブル→プリンスキロの継続クロスやリボー系ヒズマジェスティ His Majesty=グロースターク Graustark5×7の同血馬クロスが派生する。この周縁血脈のバランスの良さで総合的に高い能力が獲得できる。

2015.10.8


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無観客開催◆沢田準の競馬を楽しく

世界中で多くのスポーツが休止、延期している中でドイツのサッカー、ブンデスリーガが先週末から無観客で再開しその映像が日本でも放映された。

日本では競馬などの公営競技が無観客で行われている。私は競馬だけしか見ていないので競馬との比較になるが中継のテレビ映像をブンデスリーガと比較するとずいぶん異なるように思える。

もちろん無観客ということは同じだが、競馬の場合は無観客であることが強調されるのは特に下見所であり、本場場に馬が出てからは時々スタンドがバックに写る時にそれがわかる程度だ。

サッカーではピッチの周囲をスタンドが囲っておりそこはファンで一杯になる。ブンデスリーガはスタンドが大きく常にファンで満杯だ。

そしてチャントや歌や歓声、時にはブーイングなどで実に賑やかだ。しかし無観客ではそれは一切ない。監督や選手の声が聞こえるだけである。

もっとも日本でもJリーグ以前は観客は少なく歌もなく全く静かなもので無観客と大して変わらないようなものだったが。

そしてブンデスリーガの無観客試合は感染防止ということで従来とはいろいろと変えられている。

普段は選手の入場は両チームの選手が並んでピッチに出てきて互いに握手をしたあとピッチに散らばるのだが、現在はばらばらと出てくるし握手はしない。

控え選手、スタッフはマスクを掛けてベンチではなくスタンドに間隔をあけて座る。ゴールを上げた時のセレブレイションは控えめにといった具合だ。

試合にかかわる人数を制限するということでボールボーイは4人だけ、カメラマンは3人だけ、両チーの関係者の入場も制限しているということだった。

一方日本の競馬はテレビを見ている限りでは従来と変わらないように見える。ファンもいないのに下見所をいつものように周回する。だれも見ないのに下見所のビジョンにはオッズが出ている。

本馬場入場時も誘導馬が付き、返し馬もいつものように行いスタート時まで待機するといった具合だ。無観客であっても通常と全く同様に見える。

勿論土曜日曜の騎手の移動禁止、メディアの入場制限など実施されていることはいろいろあるようだ。テレビで見せる範囲についてはいじることはしないということだろうか。



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黒川弘務東京高検検事長 ステイホーム週間中に記者宅で“3密”「接待賭けマージャン」


2020年05月20日 16時10分 文春オンライン





 東京高検検事長の黒川弘務氏(63)が、産経新聞社会部記者や朝日新聞の元検察担当記者らと賭けマージャンをしていたことが、「週刊文春」の取材で判明した。

 4人が集まったのは5月1日。小池百合子都知事が「ステイホーム週間」と位置付け不要不急の外出自粛を要請、また安倍晋三首相も「人との接触8割減」を強く求めていた緊急事態宣言下でのことだ。夜7時半頃に産経新聞A記者の自宅マンションに集合すると、午前2時近くまでマージャンは続いた。

 マージャンを終えた黒川氏は、産経新聞の用意したハイヤーで帰宅した。

 また、5月13日にも同様に黒川氏はA記者宅に向かい、深夜までマージャンをしていた。

 産経関係者の証言によれば、黒川氏は昔から、複数のメディアの記者と賭けマージャンに興じており、最近も続けていたという。その際には各社がハイヤーを用意するのが通例だった。

 マージャンは密閉空間で4人が密集し、密接な距離で卓を囲む「3密」の典型で、東京都も雀荘に休業を要請している。また、少額でも賭博罪に該当する。

 さらに、国家公務員倫理規程上も問題がある。人事院の見解は以下の通りだ。

「国家公務員が、会社の利益を目的とする人物(記者)から、社会通念上相当と認められる程度をこえて、接待や財産上の利益供与を受けている場合、国家公務員倫理規程に抵触するおそれがあります。そもそも賭けマージャンは刑法犯なので、そういう人物がいれば倫理法以前の問題。国家公務員法の98条(法令遵守)や99条(信用を傷つけてはいけない)といった一般服務義務に違反する可能性があり、懲戒免職といった事態も想定されます」

 産経新聞広報部は、「取材に関することにはお答えしません」

 朝日新聞広報部は「社員の業務時間外の個人的行動について詳細はお答えいたしかねますが、お尋ねのような行為があったとすれば、不要不急の外出を控えるよう呼びかけられている状況下でもあり、不適切だったと考えます。弊社として適切に対応いたします」

 黒川氏は何を聞いても口を開かず、東京高検は質問状すら受理しなかった。

 5月21日(木)発売の「週刊文春」では、2度のマージャンの詳細、もう一つの「不適切行為」、愛犬家でカジノでのギャンブルも好む黒川氏の素顔、昔から続く接待マージャンの詳細を知る元ハイヤー運転手の証言、安倍晋三首相が“黒川検事総長”にこだわる理由など、グラビアとあわせて9ページにわたって詳報している。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年5月28日号)


2020年05月20日 16時10分 文春オンライン

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2.ノート馬券
→複勝コース・1レース300円
→馬連、馬単コース・1レース500円
→3連複、3連単コース・1レース1000円

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名馬フォーティナイナー死す 種牡馬としてもG1馬を輩出

◆フォーティナイナー5代血統表
フォーティナイナー5代血統表

netkeiba.com
http://www.netkeiba.com/



 公益社団法人・日本軽種馬協会は18日、北海道静内種馬場で功労馬としてけい養されていたフォーティナイナーが老衰のため死んだことを発表した。35歳だった。

 同馬は現役時代に2歳G1・2勝を含む重賞4連勝、6戦5勝の成績で米国2歳牡馬チャンピオンに選出。3歳にはトラヴァーズSなどG1を2勝した。種牡馬としては96年に北米リーディングサイアーに輝き、同年、日本に輸入され静内種馬場で供用を開始。07年の供用を最後に種牡馬を引退し、同場で功労馬として余生を送っていた。

 産駒ではマイネルセレクト、ユートピア、アドマイヤホープとG1馬を輩出し、母の父としても18年皐月賞馬エポカドーロなど多くの活躍馬を送り出した。

 遊佐繁基場長のコメント「5月11日、35回目の誕生日を迎え、多くのファンにお祝いのメッセージをいただいたところでしたが、突然の別れとなり誠に残念です。このような世界的な名馬を日本に導入し、そして管理することができたことに感謝しています。種牡馬の管理の難しさ、厳しさ、そして楽しさを教えてくれた種牡馬でした。これまでありがとうございました。心よりご冥福をお祈りいたします」
提供:デイリースポーツ



先日Equibaseでアメリカのステークスのエントリーを見ていたら面白いことに気が付いた。

同じ日に同名の二つのレースがエントリーされていたのである。5月2日のオークローンパークでのG1のアーカンソーダービーである。

すでにレース結果が出ているがフルゲート14頭の所に22頭のエントリーがあったため分割となったということだ。

G1レースで同名のレースが二つ行われるというのは驚きだが、以前にも同じようなことがあったのを思い出したので調べると昨年の3月16日のレベルステークスG2だった。

競馬場は同じくオークローンパークだった。過去に分割となったのは近年では私の知る限りではこの二つのレースだけでありアメリカ以外でもなかったはずである。

ということはGレースでエントリーがフルゲートよりかなり多い場合に分割して二つのレースを行うというのはオークローンパーク独特の方式ということだろうか。

日本でもレースの分割はある。中央競馬では現在は1日のレース数は12レースが組まれているがかつては11レースだった。

この場合出馬投票締め切りの結果17頭以上の申し込みがあったレースがあった場合には頭数が最も多いレースについて分割していた。

もちろん重賞、特別では分割は行わず一般競走つまり平場に限ってのことだったが、レースの分割はしばしば行われ1日のレース数が12になるのはうむしろ一般的だった。

レースが分割となるのは未勝利や今でいう1勝クラスという下級馬のレースが多かったが、いつだったか平場のオープンが分割になったことがあり珍しがられたものだった。

現在はレースの分割は基本的には無いが規定は残っており競走の取りやめがあった時という但し書きが付けられている。




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ヴィクトリアマイル出走予定馬5代血統表(12頭)
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NHKマイルカップの勝ち馬ラウダシオンの6代血統表&9代クロス解析表
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NHKマイルカップの出走予定馬5代血統表(11頭)
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天皇賞・春の勝ち馬フィエールマンの6代血統表&9代クロス解析表
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天皇賞・春の1着~5着馬5代血統表
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フローラSの勝ち馬ウインマリリンの6代血統表&9代クロス解析表
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桜花賞の勝ち馬デアリングタクトの6代血統表&9代クロス解析表
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皐月賞の勝ち馬コントレイルの6代血統表&9代クロス解析表
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弥生賞ディープインパクト記念の勝ち馬サトノフラッグの7代血統表
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チューリップ賞の勝ち馬マルターズディオサの6代血統表&9代クロス解析表
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#検察庁法改正案に抗議します 削除されても再投稿で闘う国民



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 けさ、検察庁前に立った。小雨模様の空はどんよりと暗く、強めの風が肌寒い。この国の近未来を暗示するような天気だった。

 政権(行政)が検察(司法)の人事を支配できるシステムを法的に確立する検察庁法改正案が8日、衆院内閣委員会で審議入りした。

 アベノ独裁はいよいよ仕上げの段階に入ってきたようだ。

 改正案に反対する声が怒涛となっている。「#検察庁法改正案に抗議します」のツイッターデモは300万を超えた(10日午後1時29分現在)。同ハッシュタグを投稿した人々からは、投稿数が数十万単位で削除されているとの声が上がっている。

 削除されても再び投稿し続ける国民と、忖度メディアとの目に見えない闘いが繰り広げられているのだ。


韓国民衆は昼夜の区別なく青瓦台(大統領府)に向けてデモをかけた。=2016年、ソウル 撮影:田中龍作=

 政治を私物化した韓国の朴クネ大統領は、民衆の巨大デモにより政権の座を追われ、逮捕された。人々は政権が倒れるまで街頭に出たのである。2016年、ついこの間のことだ。

 地元メディアがデモ会場周辺の地下鉄の出札記録を調べた結果、参加者は1日で100万人を超えていた。

 朴大統領による政治の私物化は安倍首相に比べれば はるかに スケールが小さい。

 だが日本の民衆は森友、加計、桜で安倍首相を追い詰めることができなかった。安倍首相を政権の座に留まらせた結果、お粗末なコロナ対応で国民が苦しめられるハメとなっている。

 朴大統領を追い落とした韓国民衆の力は、文在寅大統領を生んだ。文大統領の徹底した情報公開と指導力は、コロナ感染の封じ込めを成功に導いた。

 韓国の真逆が日本だった。「コロナになってもならなくても死ぬ」とまで言われるありさまだ。

 この国は亡びるのか、それとも生き残れるのか。いま分水嶺にある。

青木の配合診断で桜花賞馬デアリングタクト誕生

2015年に馬事通信紙上で行った「配合診断」がズバリ。桜花賞優勝馬デアリングタクトの母デアリングバードの配合相手にエビファネイアを推奨していた。配合診断を行った青木義明さんからは「サラブレッドは配合が基本と言う思いは30年以上も変わりありませんが、この勝利には生産した長谷川牧場はもちろん、中期・後期育成、そして厩舎関係者の努力があってこそ。それでも携わることができて、ホースマンとして誇らしい気持ちで一杯です」(馬事通信5/1号)
◆5代血統表
デアリングタクト5代血統表

◆6代血統表
デアリングタクト6代血統表

◆9代クロス解析表
デアリングタクト9代クロス解析表
こうして桜花賞馬は誕生した◆青木の競馬一直線

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●配合の方向性

デアリングバード自身はサンデーサイレンが入るので配合的セオリーを踏んでおり、ある意味で完成形だ。そこでノーザンダンサー4本継続クロスの次なる方向性を探れば、その直仔へとクロス血脈を前進させることである。具体的には母系のダンジグか父系のニジンスキーが視野に入る。その他ではサンデーサイレンス自身のクロスだが、これが3×3では早すぎるが「4×3」なら了解しうるものだ。さらにキングカメハメハには多様な血脈が内包されているので、並行してこれらのクロスを引き出せれば合格点が付けられる。

候補として取り上げたのは以下の3頭。順序に大きな意味はないことを付記させていただく。


●具体的な相手

〇エビファネイア
エビファネイアと配合されるとサンデーサイレンス4×3のクロスが派生する。3×3はすでに競馬場で散見されるがまだ大物はいない。淡泊、単調、マイラー。中距離で切れ味を発揮するには「4×3」の具現と、これに相応のスパイスを加える必要がある。エビファネイアの場合だとヘイルトゥリーズン4本、プリンスキロ4本が注入されるので弾力性と粘り強さが補強される。加えて、この母においてはニジンスキー6×7、バックパサー7×7と頑健さと骨量を増す血脈のクロスも派生する。サラブレッドの配合はトータルな観点から施されるべきだが、シンボリクリスエス産駒のエビファネイアの存在はサンデーサイレンス系×キングカメハメハの配合馬の止揚にとって貴重な存在となり得るだろう。

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◆青木の配合コンサル馬

配合診断の実例=キングカメハメハ産駒のデアリングバードの場合
http://keibatsushin.blog.jp/archives/32050540.html

「馬事通信2015.10.15掲載」

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かしわ記念◆沢田準の競馬を楽しく

いつか起きるかもしれないと思っていたことが現実となってしまった。かしわ記念の出走馬である。

フルゲート14頭の船橋でわずか7頭。その内中央馬が6頭で地方馬は4歳牝馬のナンヨーオボロヅキのみ。

この馬は中央デビューも2戦未勝利ですぐに高知へ移籍。高知では好成績で高知優駿などを勝つなどトップクラスとなった。

しかし全国レベルではジャパンダートダービーに出走したが14頭立ての14着。その後大井に移籍して東京シンデレラマイルは7着。

南関なら重賞でも何とかなるかもしれないが、かしわ記念でどうかという馬ではない。

かしわ記念は火曜日ということで週刊ギャロップは1週前の号に想定メンバーの馬柱を掲載した。

またグリーンチャンネルのアタック地方競馬では収録時にはまだ出走馬が確定していなためにやはり想定馬を何頭か表示していた。

中央馬はもちろん出走した6頭がアップされた。

一方地方馬は週刊ギャロップがウインオスカー、キャッスルクラウン、クリスタルシルバー、グリードパルフェ、ケイマ、バンドオンザラン、ブラックバゴ、リンゾウチャネルが並べられた。

またアタック地方競馬のほうはクリスタルシルバー、ケイマ、サウンドトゥルー、タービランス、トロヴァオ、グリードパルフェ、バンドオンザラン、リンゾウチャネルというリストアップだった。

ところが地方馬はそれぞれにアップされた馬は1頭も出走してこなかった。ナンヨーオボロヅキは全く無想定だったのである。

これまでも強力中央馬に対して地方馬のレベルがはるかに低く、人気も結果も大差となったことはG1級のレースではしばしばあった。

その場合でも格がかなり低い馬が何頭か出走して頭数だけは何とか揃っていた。しかしいずれはかしわ記念のようなことが起きるのではないかと思われたのだった。

もしナンヨーオボロヅキが出走しなかったら地方馬がゼロとなったわけで、いくらなんでもそれはひどいということでそれを避けるためににナンヨーオボロヅキに出てもらったというところではないか。

主な地方馬が出てこない理由は明白で、それは勝てないからだ。フェブラリーステークスの1~3着馬に加えて長期休養明けとはいえ実力最強ともいえるルヴァンスレーヴがいる。

そんなところに出て行っても仕方がない。翌週には川崎マイラーズがあるというわけである。




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大袈裟太郎が活写する香港「ジャーナリズムと命を天秤にかけた」



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2020年4月29日 16:26 Tweet



 好評につき入手困難となっていた大袈裟太郎の写真集『Moment of the Water・Hong Kong 2019』がやっと手元に届いた。

 日本のジャーナリストとして最も足しげく香港に通い詰めたのが大袈裟だった。

 6月、大袈裟は「反送中・抵抗運動」が始まると真っ先に現地に飛んで行った。

 送中とは中国政府にとって不都合な人物を大陸に送ることを可能にする条例のことだ。香港を香港たらしめてきた思想信条の自由が奪われるのだ。香港人たちは懸命に抵抗した。

 運動は反送中から反中国へと進化していく。大袈裟のカメラは運動が激化、先鋭化していく様子を活写する。写真集のページをめくって行くとボルテージの上昇が手に取るように分かる。

 6月頃、デモはまだ のどか だった。だが7月21日、マフィアと警察と親中派の結託を改めて白日の下にさらした事件(元朗駅事件)が起きると、若者の抵抗は激しさを増すようになった。警察は大量逮捕で封じ込めようとした。

 10月になると、デモ参加者は警察に向かって「我らに自由を与えよ、しからずんば死を」とまで叫ぶようになった。バリケードには「玉砕」の文字が出現した。


 11月下旬、警察の弾圧は極限まで高まった。学生が拠点としていた理工大学を包囲、催涙弾を雨あられのごとく撃ち込んだのである。1,100人逮捕(BBCまとめ)。  

 警察はジャーナリストにまで退去を迫った。「出て行かねば逮捕する」と脅して。 

 広東語の警告が分からなかったこともあり、大袈裟は残るハメに・・・

 大袈裟が日本人であることを知った学生が詰め寄ってきた―

 「頼む、日本領事館に電話してほしい。君(大袈裟)がここにいるということが伝われば、僕らも殺されなくて済むかもしれない。もうメディアは撤退した。メディアが撤退したということは警察が僕らを殺すということだ」。

 大袈裟は「ジャーナリズムと自分の命を天秤にかけることになった」と当時を振り返る。

 最終的に大袈裟は外に出ることになったが、極限までジャーリストの仕事を果たした。死んでしまえば、理工大学の中で起きていたことを、リポートできなくなるのだから。

 機動隊にメッタ打ちにされる少年少女の叫び声。気管支を刺し目に猛烈な痛みを走らせる催涙弾の炸裂音・・・写真集は読者を香港のデモ現場に誘ってくれるはずだ。(敬称略)


写真集『Moment of the Water・Hong Kong 2019』

      
大袈裟太郎「香港写真集」を購入するには下記URLからお入りください。
https://wob.theshop.jp/items/27094744

    ~終わり~


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