外国人騎手◆沢田準の競馬を楽しく
◆沢田準【競馬を楽しく】
http://bit.ly/1BFqU5c
今年のJRAの第1週をクリストフ・ルメール騎手とミルコ・デムーロ騎手が休養したことでこの週に6勝した武豊騎手がとりあえずリーディングジョッキのトップに立った。
オフシーズンのないJRAでは休む暇がない。たまにはレジャーにでも行かせてくれということでの休養だったのだろう。
ところが翌週にレースに戻るとたちまち二人とも5勝してリーディングの上位に上がってきてしまった。
その後しばらくは武豊騎手がトップにいたが先週ルメール騎手が5勝して武騎手と26勝で並んでトップになった。
M・デムーロ騎手も21勝と着々と勝ち数を伸ばしている。49歳の武騎手が日本人でトップというのは立派なことだが22勝の川田将雅騎手をはじめとした中堅、若手の日本人騎手には頑張ってもらいたいものだと思う。
川田騎手にしても33歳、リーディング上位にいる北村友一騎手は32歳、三浦皇成騎手29歳、藤岡佑介騎手32歳、浜中俊騎手30歳、松山弘平騎手28歳、藤岡康太騎手30歳と若手だと思っていた騎手たちもかなりの年齢となっている。
減量のない若手騎手で今のところ上位にいるのは鮫島克駿騎手22歳、松若風馬騎手23歳だが、鮫島騎手は10勝、松若騎手は8勝とトップからは離されている。これらの騎手が上位に上がってくることがあるのだろうか。心配でもある。
ところで今週の週刊競馬ブックでアメリカの若手兄弟騎手のアイラッド・オルティスJr騎手とホセ・オルティス騎手が紹介されている。
この二人は近年アメリカの競馬で急激に成績を上げて注目される騎手で、2017に弟のホセが全米リーディングに、18年には兄がリーディングになったのである。
ところでこの兄弟はアメリカ生まれではなくプエルトリコ出身である。平均的に体の大きいアメリカ人は騎手にはなりにくくアメリカで活躍する騎手の多くは中南米出身だ。
アメリカばかりではなく世界の各国で活躍している騎手はその国生まれとは限らない。
最近JRAで短期免許で騎乗した騎手ではドイツで騎乗のフィリップ・ミナリク騎手はなんとチェコ生まれだ。イギリスのウイリアム・ビュイック騎手はノルウエー生まれである。
香港のジョアン・モレイラ騎手はブラジル生まれ、ミルコ・デムーロ騎手の弟のクリスチャン・デムーロ騎手は当然イタリア生まれだが現在はフランスで活躍している。
フランスが主戦場のクリストフ・スミヨン騎手はベルギー生まれ、同じくイオリッツ・メンディザバル騎手はスペイン生まれである。
このような世界の競馬界の傾向を見ると日本で騎乗する騎手は、必ずしも日本人ではなくてもいいのではないかとも思える。
ルメール騎手とMデムーロ騎手の場合、かなり難しい試験に合格してのJRA免許であり、同じように試験を課してJRA所属とする騎手の出現はなかなか難しいかもしれない。
しかし短期免許に人数を増やすことは可能だろう。現在はヨーロッパのオフシーズンに短期免許で日本に来ることが多いが、シーズンにでも日本に来る騎手がいるのではないか。
◆沢田準【競馬を楽しく】
http://bit.ly/1BFqU5c
◇競馬通信社◇
http://ktsn.jp
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今年のJRAの第1週をクリストフ・ルメール騎手とミルコ・デムーロ騎手が休養したことでこの週に6勝した武豊騎手がとりあえずリーディングジョッキのトップに立った。
オフシーズンのないJRAでは休む暇がない。たまにはレジャーにでも行かせてくれということでの休養だったのだろう。
ところが翌週にレースに戻るとたちまち二人とも5勝してリーディングの上位に上がってきてしまった。
その後しばらくは武豊騎手がトップにいたが先週ルメール騎手が5勝して武騎手と26勝で並んでトップになった。
M・デムーロ騎手も21勝と着々と勝ち数を伸ばしている。49歳の武騎手が日本人でトップというのは立派なことだが22勝の川田将雅騎手をはじめとした中堅、若手の日本人騎手には頑張ってもらいたいものだと思う。
川田騎手にしても33歳、リーディング上位にいる北村友一騎手は32歳、三浦皇成騎手29歳、藤岡佑介騎手32歳、浜中俊騎手30歳、松山弘平騎手28歳、藤岡康太騎手30歳と若手だと思っていた騎手たちもかなりの年齢となっている。
減量のない若手騎手で今のところ上位にいるのは鮫島克駿騎手22歳、松若風馬騎手23歳だが、鮫島騎手は10勝、松若騎手は8勝とトップからは離されている。これらの騎手が上位に上がってくることがあるのだろうか。心配でもある。
ところで今週の週刊競馬ブックでアメリカの若手兄弟騎手のアイラッド・オルティスJr騎手とホセ・オルティス騎手が紹介されている。
この二人は近年アメリカの競馬で急激に成績を上げて注目される騎手で、2017に弟のホセが全米リーディングに、18年には兄がリーディングになったのである。
ところでこの兄弟はアメリカ生まれではなくプエルトリコ出身である。平均的に体の大きいアメリカ人は騎手にはなりにくくアメリカで活躍する騎手の多くは中南米出身だ。
アメリカばかりではなく世界の各国で活躍している騎手はその国生まれとは限らない。
最近JRAで短期免許で騎乗した騎手ではドイツで騎乗のフィリップ・ミナリク騎手はなんとチェコ生まれだ。イギリスのウイリアム・ビュイック騎手はノルウエー生まれである。
香港のジョアン・モレイラ騎手はブラジル生まれ、ミルコ・デムーロ騎手の弟のクリスチャン・デムーロ騎手は当然イタリア生まれだが現在はフランスで活躍している。
フランスが主戦場のクリストフ・スミヨン騎手はベルギー生まれ、同じくイオリッツ・メンディザバル騎手はスペイン生まれである。
このような世界の競馬界の傾向を見ると日本で騎乗する騎手は、必ずしも日本人ではなくてもいいのではないかとも思える。
ルメール騎手とMデムーロ騎手の場合、かなり難しい試験に合格してのJRA免許であり、同じように試験を課してJRA所属とする騎手の出現はなかなか難しいかもしれない。
しかし短期免許に人数を増やすことは可能だろう。現在はヨーロッパのオフシーズンに短期免許で日本に来ることが多いが、シーズンにでも日本に来る騎手がいるのではないか。
◆沢田準【競馬を楽しく】
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